研究課題/領域番号 |
16K00968
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
笠 潤平 香川大学, 教育学部, 教授 (80452663)
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研究分担者 |
岡本 正志 高野山大学, 文学部, その他 (70149558)
谷口 和成 京都教育大学, 教育学部, 教授 (90319377)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 科学教育 / 中等教育 / 探究活動 / 物理教育 / 中等科学教育 / 実験ノート / 評価 / 英国 / Aレベル科学 / 中等科学教育カリキュラム / 国際比較 / 物理教育研究 / 初中等教育 / 理科 / 実験・探究活動 |
研究成果の概要 |
本研究では、1)英国の探究活動の評価と指導方法について現地の指導者に対する取材やワークショップの開催等の検討を行い、その詳細を明らかにすることができた。2)中学校・高校教員と協力して、探究活動に必要な能力や観点を育てる教材例を開発し、試行することができた。3)探究活動と探究学習の違いを明らかにすることができた。4)国内の中高の理科教育関係者の関心に応える研究会やワークショップ企画を実施する中で共同研究体制を再構築することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の中等科学教育では、自然科学の知識・概念の効率的な修得が重視される反面、大多数の生徒は自前の探究活動を経験する機会を与えられず、そのことは生徒の科学観・学習観等にも影響を与えている。一方、英国の中等科学教育は、生徒自身による探究活動を含む多様な実験・実習活動の保障を特徴としてきた。この英国の豊富な経験の詳細な検討と教育現場における実践的検討を踏まえた本研究の諸成果は、探究活動をより重視した中等科学教育の指導と評価のシステムの構築によるわが国の中等科学教育の改革に資すると思われる。また、本研究で明らかにした「探究活動」と「探究学習」との区別は、教育現場における混乱を防ぐ上で重要である。
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