研究課題/領域番号 |
16K00976
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
栃内 文彦 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (50387354)
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研究分担者 |
岡部 幸徳 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (00465486)
金光 秀和 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (50398989)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 技術者倫理 / アジア・イスラム的価値観 / グローバル化 / 工学教育 / 教育効果の測定・評価 / マレーシア / アジア的・イスラム的価値観 |
研究成果の概要 |
従来の技術者倫理教育では、グローバル化に伴いモノづくりの拠点が東南アジア諸国にシフトしている状況を踏まえるために必要な「(日本を含む)アジア的価値観」「イスラム的価値観」が十分に取り扱われていなかった。そこで、これらの価値観に関する実証調査・検討を行い、以下の成果を挙げた: 1)マレーシアおよびインドネシアで実施した質問票調査を通した、両国のモノづくりにおいて重視されている価値観の明確化;2)上記知見を反映させた技術者倫理教育の教科書の作成、および、その英語版作成の推進;3)技術者倫理教育・研究の推進に資する研究者ネットワークの拡大、および、それを基盤とした新たな研究課題の着想と実施。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
技術者倫理教育の目的は、技術者がモノづくりの活動において「自らの行動を(倫理的に適切に)設計できる能力」を向上させることである。その肝となるのが、関連するステークホルダーが重視する諸価値のバランスをとることである。しかしながら、社会のグローバル化に伴い日本のモノづくりの拠点も東南アジア諸国にシフトしたにもかかわらず、東南アジア諸国の価値観や考え方を十分に踏まえた技術者倫理教育・研究が十分に行われているとは言い難い。 本研究は、「アジア的価値観」「イスラム的な価値観」について実証調査・検討を行なうことを通して上記の欠を補い、グローバル化が進む社会で活動する技術者の倫理教育に資するものである。
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