研究課題/領域番号 |
16K00985
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 石川工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山田 洋士 石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (10230492)
|
研究協力者 |
福島 開人
神島 実佳
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 信号計測 / インパルス応答測定 / 同期 / M系列 / TSP信号 / 相関 / 処理遅延 / 近似逆システム推定 / 無線伝送路 / 無線信号処理 / 補正 / ソフトウェア無線 / 基礎講義 / パルス / インパルス / 信号処理 / ソフトウエア無線 / 直交変復調 / サブサンプリング / 工学教育 |
研究成果の概要 |
ソフトウェア無線装置(PC-SDR)を活用して927MHz帯で無線伝送路特性の実測を行い、その結果の検証を実施した。PC-SDR固有の処理遅延の変動を克服する対策を実施することで、振幅誤差1[dB]の測定精度が得られることを明らかにした。この精度は、無線伝送路特性の評価を行う上では十分ではあるが、測定の安定性については課題が残った。 高性能なPC-SDRを大学における教育研究に導入するモデルケースとして東北大学電気通信研究所の専任教員にご助言を仰ぎ、PC-SDRに初めて触れる学生を対象として導入講習会を実施した。その結果、PC-SDRを教育・研究へ利用するための障壁を取り除くことができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
対象としたソフトウェア無線装置(PC-SDR)は、Ettus Research社のUSRP N200やUSRP X300である。また、ソフトウェア環境としては、GNU RadioおよびLabVIEWを使用した。海外の研究機関や日本国内の公的研究機関では、試験研究用の環境として利用が進んでいる。しかし、大学・高専などの研究室でこれらの使用を初めて開始する際には、高い障壁があるのが現状である。また、PC-SDR固有の処理遅延の変動の克服は、大きな課題となっている。本研究課題では、相関に基づく手法により遅延変動への対処が可能であることを示すとともに、導入教育教材の開発とそれに基づく講習を実施した。
|