研究課題
基盤研究(C)
本研究では3次元的な発想を生かした数学の動画教材を作成して学生の持つスマートデバイスで自由に見られるようにした。これらの教材は学生の関心を高め、数学に対する興味を増大させる効果がある。1次変換に関する一連の動画では、動画の作成に用いたプログラムも同時に公開し、学生が自らプログラミングを行って動画の中に現れる動きを再現することができるようにした。その他にもべき関数や分数関数など、学生が苦手とする関数のグラフを視覚的に解説する動画を多数作成した。また、2変数関数のグラフの極大極小など、3次元のグラフに関する動画や、最新の映像技術であるMR(混合現実観)を用いた動画を作成した。
十代の若者にとって、スマートフォンは生活実需品であるが、近年、学習のために動画を視聴する高校生が急増している。インターネット上には数学の動画が多数あるが、そのほとんどは英語の音声であり、日本語で提供される無料のコンテンツは数学に関しては驚くほど少ない。本研究で作成した動画は勤務校での授業で利用するだけでなく、インターネット上に公開されていて、高校生等、これから数学を学びたい人が自由に利用できる。日本でも、数学の重要性が広く社会に認識されるようになりつつある。本研究が契機となり、インターネット上に投稿される数学の動画が質、量ともに諸外国並みの水準まで増加してゆくことを望んでいる。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 2件) 備考 (3件)
International Journal of Social, Bihavioral, Educational, Economic, Business and Industrial Engineering
巻: Vol:11, No:4 ページ: 841-845
高知高専学術紀要
巻: 62 ページ: 37-46
40021135546
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http://www.ge.kochi-ct.ac.jp/~ktakagi/