研究課題/領域番号 |
16K00995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 鹿児島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
武田 和大 鹿児島工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (70452935)
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研究分担者 |
新田 敦司 鹿児島工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (30551692)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 理科教育 / 気象データ / インターネット / IoT / 気象観測 / 理科 |
研究成果の概要 |
測定値をインターネットで共有できる、小中学生を対象にした、どこにでも置ける百葉箱と、測定値を蓄積・可視化するサーバの開発研究を行った。百葉箱側で独立した電源を持ち、通信手段も確保するため、使用者は電源も通信線も用意する必要はなく、置くだけで環境の自動測定を開始できる。百葉箱は、一般的な形状の他にも可搬型の小さいものも制作した。 これにより、子供たちは興味のまま自由な発想で直ちに環境測定を実施できるようになる。また、同じシステムを利用する他校のデータを共有することで異なる地域との比較を踏まえた学習が可能となる。すべての百葉箱の情報は一元的に扱われ、利用が広がるとともに自然と観測網は成長していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境観測において児童らが測定を実施する場合、時間や技術的な制約から多地点・多要素・長期間の測定は困難である。そのため興味を持って測定に取り組むほどに大きな労力を伴ってしまう傾向にある。教師もそれは同じである。既設の百葉箱も通常1箇所であるうえ老朽化のために使用できない、あるいは撤去されている場合も多い。 難しいことを考えることなく測定ユニットを「置くだけ」で任意の場所の自動観測ができ、複数地点の測定値をPCやタブレット端末から容易に取得でき、データを日本中で共有できるシステムは、理科や環境問題に興味を持つ全国の児童らが気象や気候に関する現象や知恵、風土に新たな発見・気づきを持てるものとなりうる。
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