研究課題/領域番号 |
16K01007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
佐藤 綾 群馬大学, 教育学部, 准教授 (00611245)
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研究分担者 |
栗原 淳一 群馬大学, 教育学部, 准教授 (90583922)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 生物教育 / データセット / 探究の過程 / 仮説検証 / 資料学習 / 理科教育 / 探究的な過程 / 探究的な活動 / 問題解決能力 / データベース / 仮説探求 |
研究成果の概要 |
本研究では、中学校の「花つくりと働き」と「脊椎動物の体温」、高等学校の「密度効果」という理科室で実験・観察を行うことが難しい生物の学習内容について、既存のデータセットを提示することで、子どもが仮説を立て、変数を設定し、データ分析を通して考察を行うという探究の過程に沿った学習を可能にするプログラムを開発した。開発した学習プログラムを用いて授業を行うことで、生徒は各自の考えをもとに探究の過程に沿って学ぶことができること、データ分析を通して課題に対する考察の視点が深まること、変数を設定したり、結果を予想する能力が高まることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、理科の学習においては、課題の把握、探究、解決という過程を通じて、子どもの資質・能力を育成することが求められている。本研究で提案した学習プログラムは、特に、課題の探究において、実験や観察が困難な学習内容であっても、仮説を設定する力や観察・実験の結果を処理する力を育むことをねらいとした授業を可能にするものである。本学習プログラムを用いた授業では、生徒にとっては実験や観察の技能に左右されず結果から一貫した考察を行うことができる、教師にとっては生徒の活動の結果を予想しやすい、という利点があり、既存のデータセットを利用することで、どこの学校でも、どの先生でも、同じように授業を行うことが可能である。
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