研究課題/領域番号 |
16K01019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山崎 敬人 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (40284145)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 教師教育 / 省察的実践 / 理科教師 / 授業力量 / 省察 / 授業力量の高度化 / 教員養成 |
研究成果の概要 |
本研究では,理科教師の省察的実践力の向上が授業力量の高度化に不可欠であるとの認識に立ち,多様な成長段階にある理科教師を対象とした調査を実施し,その調査結果の分析・考察により,理科教師の省察的実践とその実践力の実態・特徴を事例的に解明した。 解明された省察的実践とその実践力の実態・特徴及び調査で収集された資料をもとに,理科の授業実践の事実や文脈,実践知などが埋めこまれた省察的実践の事例を学習材として再構成するとともに,この再構成された学習材を教師志望学生の学びに活用し,その学びの実態を分析・考察した結果,この学習材が省察的実践に関する認識の向上にとって有効であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教師の力量形成の在り方に関する研究は重要な教育研究の課題であるが,理科教師の省察的実践やその実践力の具体的な内実に迫る研究は,その知見の蓄積が少ない領域である。その中にあって,本研究は,具体的な授業実践の事実に即して,多様な成長段階にある理科教師の多様な理科の単元での省察的実践とその実践力の実態・特徴を事例的に解明した点,また,それらの事例的検討の成果をもとに,省察的実践について学ぶための学習材を作成した点,さらにその学習材を教師志望学生の省察的実践に関する学びに活用し,省察的実践に関する認識の向上にとって有効であることを示唆した点において,意義があると言える。
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