研究課題/領域番号 |
16K01024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 札幌市立大学 |
研究代表者 |
町田 佳世子 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (40337051)
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研究分担者 |
河村 奈美子 (大西) 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50344560)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 出前授業 / 科学コミュニケーション / テキストマイニング / 連想法 / 発話連鎖 / 授業評価 / 専門家 / 伝える内容 / 授業構成プロセス / 博物館 / 認識変化 / 意識変化 / 高揚感 / 知識を伝える / 解説手法 / 双方向性 |
研究成果の概要 |
科学コミュニケーションの1つの形態として、専門家が小学校に出向いて授業を行う出前授業がある。本研究は出前授業をした専門家へのインタビューと授業を受けた子ども達へのアンケートを通して、そのような出前授業が成功するには、授業を創る際になぜ・何を目的に・何を伝えるための授業かを専門家が明確に意識することが必要であり、また授業の中で子どもが答えたくなる質問連鎖などの手法を用いることが有効であることを述べた。さらに授業による子ども達の情緒的な変化は高揚感が高まる場面で生じ、認識的な学びは写真や言葉による説明によって生じることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子ども達や一般の人々に科学の成果や意義を伝え、科学への関心を喚起するためには、わかりやすく関心を持てる方法で伝えることが必要である。本研究は、専門家が学校に出向いておこなう出前授業の成功要因を授業構築プロセスと実際の授業での言語的働きかけとして提示した。授業構築プロセスは出前授業を創る専門家のガイドラインとして、また言語的働きかけ方は授業実施のヒントとして機能するので、これまで専門家個人の力量に依存していた出前授業が、誰が行っても一定の成果を上げるものになり、子ども達の科学的認識の育成に貢献すると考える。
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