研究課題/領域番号 |
16K01056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
鈴木 拓弥 筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (10553935)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 聴覚障害 / 実技 / 演習 / 教示支援 / 情報保障 / 触覚 / 振動 / 実演 / SZFOX / SZCAT / 感覚代行 |
研究成果の概要 |
本研究では,聴覚障害学生向け実技演習における教示支援手法について,触覚を用いた手法に着目した.平成28~29年度は,聴覚障害学生を対象としたPC操作教示時に用いる触覚フィードバックデバイスの開発と検証を行った.教員のマウス操作を,触覚情報によって伝達するため,マウス操作を行う指に装着する小型軽量の振動デバイスと制御プログラムを開発した.開発後,聴覚障害学生を対象とした評価実験を行い,視覚中心の従来の情報保障手段に対する触覚情報の有効性や問題点を示した. 平成30年度は,視覚的な手法を再検討し,触覚情報による気付きの誘発や注視誘導効果と同等の効果もたらす機能を加え,教示支援システムを再開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,聴覚障害学生向け実技演習における教示支援手法について,触覚を用いた手法を複数開発した.それら手法の効果検証や分析により,以下の成果が得られた. 1)聴覚障害学生に対する実技演習時において,字幕を中心とした方法に加えて触刺激を用いることで,提示情報への気づきの誘発や視線移動量減少などの負荷軽減効果を得られた.2)1の成果が得られた一方,触刺激を用いた手法では,視覚による伝達に比べ,不正確に認識される場合が認められた.3)視覚情報過多による見落としや認識の遅れに対して,実演履歴を一定時間提示する手法を開発し,検証した結果,誤認識改善効果が得られた.また,精神的負荷の軽減効果が得られた.
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