研究課題/領域番号 |
16K01061
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 関西大学 (2018-2019) 長岡技術科学大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
岡本 満喜子 関西大学, 社会安全学部, 准教授 (20610778)
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研究分担者 |
中平 勝子 長岡技術科学大学, 工学研究科, 助教 (80339621)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 安全教育 / 集団討議 / リカレント教育 / アクティブラーニング / 交通安全教育 / 事前学習 / 反転学習 / リスクテイキング行動 / 運転行動 |
研究成果の概要 |
交通安全教育、特に集団討議の活性化を目的に研究を行った。集団討議で参加者の自主的な発言を引き出しうる映像提示方法は、事故に至る映像を途中で複数回止め、参加者が当該場面の危険について発言する方法であった。 受講者(運転者)と教育実施者(管理者)の安全意識を比較したところ、管理者は運転者のだろう運転等の意識が主な事故原因で、処分などの運転者の評価が対策の中心としたのに対し、運転者は道路環境が原因で対策は手順の見直しをあげる等の違いがみられた。 以上を反映し、運転者が集団討議においてまず内省を深め、討議で情報共有し、自分の運転を振り返るという一連の流れを効率よく行いうる学習教材を作成し、試行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドライブレコーダー映像を用いた交通安全教育において映像の提示方法に着目し、自発的発言を引き出しうる提示手法を示した他、各条件における発言の特徴を抽出し、集団討議活性化に向けた検討を行ったことは、これまでにみられなかった取り組みである。 また、運転者と管理者の事故原因及び有効と考える対策の捉え方の差異に関し、発言の分析を通じて、具体的かつ詳細な差異まで踏み込んで明らかにした点に本研究の意義がある。 以上を踏まえ、運転行動のふり返り用教材を作成し試行した結果、確認不足となりやすい対象の具体的記述、自分の過信や事故への想像力の問題がふり返り事項としてあげられ、一定の効果が推測される結果となった。
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