研究課題/領域番号 |
16K01064
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田口 真奈 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 准教授 (50333274)
|
研究分担者 |
福田 宗太郎 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 特定研究員 (20761878)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | アクティブラーニング / 教授法開発 / 授業デザイン / 実践知の可視化 / プレFD / 教授法 / オープンナレッジ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、アクティブラーニングの実践が進んでいない人文系科目において、特に経験の浅い大学初任教員の支援となるようなプログラムを開発し、当該プログラムで実証的に得られた知見を活かし、教員が利用可能なツールを開発し、実践知を蓄積・共有することである。従来型の授業検討会の効果と限界を談話分析より明らかにしたうえで,アクティブラーニング型授業を多様な大学の受講生に対して実施する授業に参画した。特に初任教員にとって、アクティブラーニング型授業をデザインする際に困難となる点を明らかにし、新たに、「アクティブラーニング型授業のためのマトリックス」を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アクティブラーニングが進みにくい理由は、それが実学と結びつきにくいこと、従来の一斉講義型授業で十分に学びに動機づけられた者が大学教員となっており、いわゆるアクティブラーニング型授業の効果や必要性が認識されづらいこと、自らが経験したことのない授業形態を開拓していかなければならないことなどがあげられる。本研究では、こうした新しい試みは、単に「指摘」をするだけでは実践の推進には不十分なことを明らかにし、実践モデルとなる授業やツールが必要であることを明らかにした。また、サポートツールを開発し、アクションリサーチを通じて、実践知を蓄積・共有に貢献した。
|