研究課題/領域番号 |
16K01078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
小池 星多 東京都市大学, メディア情報学部, 教授 (70307370)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ロボット / コミュニティ / エージェンシー / Raspberry Pi / Node-RED / mugshot / shakeout / 状況的 / デザイン / マイコン / コミュニケーション / ソーシャル / Arduino / オープンソース / インタフェース |
研究成果の概要 |
本研究は、ソーシャルロボットのデザイン方法を明らかにするために、研究室で開発した柔軟で変更が可能なソーシャルロボット「マグボット」、「シェイクボット」を制作して、実際に大学図書館のコミュニティにおいて活動させて、コンピュータとロボットの関係性の変化についてフィールドワークした。その結果以下のことがわかった。図書館の職員は、ロボットについて何をさせていいのかよくわからなかったが、ロボットの機能を理解するうちに、具体的な図書館の仕事の一部をロボットにさせるようになった。そしてロボットと職員の関係の変化の中で図書館で働く者(物)としてのエージェンシーを発揮するようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、将来ロボットがより人間の生活に入り込むとされる社会において、人間の生活の中で使用される「ソーシャルロボット」のデザイン方法について方向性を示すことができた。通常のソーシャルロボットは、ハードウェアの機能向上や低価格化を指向したり、固定的で表面的なユーザーニーズを実現しようとするが、本研究によれば、ユーザーとロボットの関係は常に状況的に変化していく。人間に有効なソーシャルロボットをデザインするには、ユーザーとロボットとの関係の変化をしっかり調査しつつ、その関係の変化に柔軟にロボットの機能を対応させていく必要があることがわかった。
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