研究課題/領域番号 |
16K01094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 釧路工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山田 昌尚 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (40220404)
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研究分担者 |
土江田 織枝 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (10230723)
峯 恭子 大阪大谷大学, 教育学部, 准教授 (90611187)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 音楽情報処理 / 演奏支援 / 情報可視化 / リズム感 / 発音検出 / 信号処理 / 機械学習 / 深層学習 / 演奏指導法 / リカレントニューラルネットワーク / 教育学 / 身体知 / 可視化 |
研究成果の概要 |
楽器演奏者の身体知獲得過程を可視化することで演奏支援を行うシステムであるリズムチューナーの開発を行った。特に発音検出のためのしきい値設定をアノテーション情報なしで自動化する方法を考案・実装することができた。また,ピアノ練習者の長期的な演奏熟達プロセスを分析するために,約120名を対象として1年間にわたる練習演奏データ記録を収集した。さらに,同じ対象者にアンケート調査を実施し,練習時に感じる演奏の困難さについて分析した結果,演奏技術を可視化して支援することの必要性が裏づけられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において考案した発音検出のしきい値設定方法は,独自の着眼点にもとづいて,煩雑なアノテーション情報の付与作業を必要せずに実時間でシステムを動作させる手法として有用性が高いと認められ,発表論文は情報処理学会より「FIT論文賞」を受賞した。また,ピアノ学習者を対象としたデータ収集は,これまでの演奏支援研究では実施されてこなかった長期的な情報蓄積であり価値が高い。これを演奏者に対するアンケート調査と組み合わせることで,ラーニングアナリティクスの観点から今後の研究に有用である。
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