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格差を前提としたケアの倫理による情報倫理の発達段階の評価指標の策定と評価

研究課題

研究課題/領域番号 16K01101
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教育工学
研究機関北海道大学

研究代表者

岡部 成玄  北海道大学, 情報基盤センター, 名誉教授 (70169134)

研究分担者 布施 泉  北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (70271806)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード情報倫理 / ケアの倫理 / ビデオ教材 / 漫画教材 / ケア / ジレンマ
研究成果の概要

本研究では,個人の自立を前提とする従来の正義の倫理に対し,格差を前提としたケアの倫理を統合した情報倫理の発達段階指標を確立することを目的とする。急速な技術進展を伴う情報社会の中で,人はいつでも弱者になりうる。いわゆる情報弱者の他,バッシングや差別を受けることによる弱者,利用システムの仕様から意図せず生じる弱者など,様々な弱者が生じうる。本研究では,発達段階を確認するためにビデオや漫画を用いた教材を新規開発した。また,国際的な文脈の中での評価のために,日本人と同じビデオ教材を留学生に対し効果的に適用できるかの実践を行い,有効であるとの知見を得た。これらから,統合指標の策定案を提示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現代は誰もが情報発信できることに加え,各所で収集された多量の行動データ等から個人の判別が容易にできるようになってきている。そのため,少しのきっかけでバッシングを受ける等,誰もが突然現実社会の弱者になり得る。
従来の情報倫理は,自立した個人を前提に発達段階の指標が研究されてきたが,このような個人間の格差が前提となる社会では,他者と相互依存する関係性を持つケアの倫理を加えた発達段階を統合的に構築することに学術的意義がある。また,本研究で開発した情報倫理の発達段階を評価するための教材は,学習者の発達段階を位置づけるとともに,その深化を促す点で社会的意義もある。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018 2016 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] 高麗大学校/韓国放送大学(韓国)

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [雑誌論文] 大学の一般情報教育における留学生を対象とした情報倫理教育用教材の検討2019

    • 著者名/発表者名
      布施泉
    • 雑誌名

      高等教育ジャーナル : 高等教育と生涯学習

      巻: 26 ページ: 35-43

    • DOI

      10.14943/J.HighEdu.26.35

    • NAID

      120006603764

    • ISSN
      1341-9374
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 大学一般教育における情報倫理ビデオ教材の留学生への適用2018

    • 著者名/発表者名
      布施泉
    • 学会等名
      教育システム情報学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 大学入学時における情報のスキルと知識の経年変化2016

    • 著者名/発表者名
      布施泉,岡部成玄
    • 学会等名
      教育システム情報学会
    • 発表場所
      帝京大学(栃木県・宇都宮市)
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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