研究課題/領域番号 |
16K01109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
徳岡 慶一 京都教育大学, 教育学部, 教授 (60207545)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 意思決定 / 他者理解 / 2重過程理論 / 臨床推論 / 再認主導意思決定モデル / 推論 / 心の科学 / 心の哲学 / 理論説 / シミュレーション説 / 直接知覚説 / 限定された合理性 / アブダクション / 教育工学 |
研究成果の概要 |
授業における教師の即時的意思決定における他者理解を検討したところ、知覚に異常なく授業が進行している時は直接知覚による児童・生徒理解(システム1を使用)を、そして知覚に違和感を感じた時は慎重に推論して児童・生徒理解を行っている(システム2を使用している)ことが分かった。 次に再認主導意思決定モデルと臨床推論モデルを検討したところ、熟練者は意思決定する際, 直観を活用していることが分かった。以上を踏まえて考案した授業における即時的意思決定のプロトタイプの特徴は、(1)教師の熟達のレベルにあわせた複数のモデルを作ったこと、(2)熟達教師の思考の特徴である直感をモデルに組み込んだことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、詳細な検討が十分行われてこなかった授業過程における教師の意思決定過程について、最新の意思決定理論及び熟練教師の実践事例を統合的に検討して、教師の意思決定に関する新しいプロトタイプモデルを考案したところに本研究の特色がある。そのプロトタイププロトタイプの特徴は(1)教師の熟達のレベルにあわせた複数のモデルを作ったこと、(2)熟達教師の思考の特徴である直感をモデルに組み込んだことである。
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