研究課題/領域番号 |
16K01117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
岡崎 泰久 佐賀大学, 理工学部, 教授 (90253583)
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研究分担者 |
吉川 厚 東京工業大学, 情報理工学院, 特定教授 (50444120)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 板書 / スライド / 教材提示 / 認知実験 / 授業分析 / 書く過程 / 視線 / プレゼンテーションツール / 手書き / アニメーション / 視線分析 / 教育工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、板書に代表される手書きによる動的な教材提示、プレゼンテーションスライドを用いた一般的な静的な提示、あるいは、アニメーション提示の情報提示の基本的特性および理解の違いを生む要因を、授業分析および四回の教材提示の比較実験により調べた。その結果、逐次的な動的提示が,学習者の構成的理解に好ましい影響を与え,課題が難しい場合には有用な提示手法となり得ること、教材の構造、説明音声、提示する教材量の要因が理解に影響を与えることがあることを実験で示し、それぞれの教材提示手法の優位性条件を明らかにするための基礎を築くことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ICTの授業での活用が進む中で、プレゼンテーションソフトによる教材提示活用が広がっているが、一方で従来の板書が好まれる場合もある。その使い分けは教員の経験や知識・技能に基づいて判断されているが、板書に代表される手書きによる動的な教材提示、プレゼンテーションスライドを用いた一般的な静的な提示あるいはアニメーション提示の情報提示に対する学習者の理解を分析することにより、それぞれの教材提示手法の基本特性の違いを実験的に明らかにし、それぞれの提示手法が有効に働くための要因を示すことができた。こうした成果は、教材の提示手法を客観的に行うためのガイドライン作成に向けた知見を与えるものである。
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