研究課題/領域番号 |
16K01119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
丹羽 量久 長崎大学, ICT基盤センター, 教授 (90448499)
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研究分担者 |
山地 弘起 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (10220360)
二木 映子 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 嘱託教授 (20290794)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | メタ認知 / メタ認知尺度 / 大学教育 / 学習支援システム / MAI / 高等教育 / 情報教育 / 表計算 / 学習分析 / ニューラルネットワーク |
研究成果の概要 |
日本の大学における授業内外の学びの場面を想定して,MAI(Schraw&Dennison,1994)を参考に,成人用メタ認知尺度58項目を作成した。大学初年次学生のメタ認知を測定・分析し,知識面2因子(方法の有用性の知識,学習の促進要因の知識),行動面3因子(モニタリングと評価,理解難の際の調整,プランニング)を抽出した。情報基礎科目における学習活動と2因子との間に弱い正の相関がみられた。 学生同士が相互評価する学習課題により批判的に考える過程を組み込んだ授業を設計し,実践した。多くの学生がメタ認知を働かせていた。自動採点機能と助言提示機能を備えたWebベースの表計算学習支援システムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自分自身の思考や学習をマネジメントする能力と定義されるメタ認知は,学習過程においてきわめて重要な能力であり,ある程度領域を越えたメタ認知技能の向上は,その学修成果として卒後の主体的学習を促進するためにも不可欠である。開発したメタ認知尺度の項目を選択・改変して学習プロセスに適用することにより,さまざまな育成の場面を対象としたメタ認知能の伸長に寄与することができる。
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