研究課題/領域番号 |
16K01121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
寺田 裕樹 秋田県立大学, システム科学技術学部, 助教 (40360002)
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研究分担者 |
猿田 和樹 秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (80282193)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 高齢歩行者 / 拡張現実 / 複合現実 / 交通事故 / 教育システム / 仮想現実 / バーチャルリアリティ / 高齢者 / 複合現実感 |
研究成果の概要 |
本研究では高齢歩行者を対象として,複合現実を用いて実際の交通環境において,車両のみを仮想的に再現可能なシステムを構築した.また,歩行者が直線の車道を横断し,横断時に仮想車両と衝突する危険が生じた場合,警告可能な車道横断能力教育システムを開発した.この車道横断能力教育システムを用いて,若年者および高齢者を対象として,車道横断検査実験および車道横断教育実験を実施した.その結果,高齢者は若年者と比べ,車道横断能力に統計的な有意差は生じなかった.しかし,高齢者の中には車道横断能力の低下した高齢者が存在し,我々の構築した検査システムが能力の低下した高齢者を検出できることも明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は車道横断中に接近してくる車両が仮想的に再現できるだけでなく,複合現実の技術を用いて仮想的な車両に衝突可能なシステムである.本開発システムは,実際の様々な道路環境において車道横断能力を検査するだけでなく,車道横断時に仮想的な車両と衝突する可能性がある場合,警告を与えることができる.このような複合現実を利用した教育システムはほとんどなく,ましてや高齢者を教育できる本システムを開発できた意義は大きい.
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