研究課題/領域番号 |
16K01122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
中村 晋介 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (20305832)
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研究分担者 |
石崎 龍二 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (90265017)
柴田 雅博 福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (00452813)
森脇 敦史 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (60362597)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 情報教育 / ITセキュリティ / ITセキュリティ教育 / 教育プログラム / スマートフォン / サイバー攻撃 / コンピューターセキュリティ / ITリテラシー / 迷惑メール |
研究成果の概要 |
2016年10月、われわれは九州の公立大学に通う文系大学生を対象に,1)コンピュータやインターネットに対する基礎的知識、2)インターネット上からのリスクの認知度、3)これまでのインシデント経験,4)ITセキュリティについて学ぼうとしない理由,などを調査した.2019年度,その調査結果をもとに,われわれは大学におけるITセキュリティ教育のカリキュラムを再構築し,学生たちに受講させた.その結果,学生たちのセキュリティに関する知識は向上し,ブラウザハイジャッカーやアドウェアといった詐欺ソフトや,sns上での被害を受けた学生の数を減らすことができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
われわれは,2016年度調査で明らかになった,「大学生がITセキュリティについて学ぼうとしない理由」を踏まえて,独自の教育プログラムを構築した.2020年現在,文系の大学生といえども,いわゆる「社会人」として働き出した後は,仕事でコンピューターを使い,インターネットに接続ことになるだろう.「文系だから」と言って,インターネット上からの攻撃に無防御でいられる時代ではない.2019年度に行った効果測定によって,われわれが構築した新しい教育プログラムが一定の成果をあげていることが明らかにされた.近年急増しているサイバー犯罪から社会や個人を守る方向性を示した点において,本研究は意義がある.
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