研究課題/領域番号 |
16K01163
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
塚原 東吾 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80266353)
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研究分担者 |
標葉 隆馬 成城大学, 文芸学部, 准教授 (50611274)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | STS / PNS / RRI / トランスサイエンス / イノベーション論 / 科学者の社会的責任 / 東アジアの科学政策 / EUの科学政策 / EU / EC / ヨーロッパの科学政策 / 生ー資本論 / 科学史 / 科学哲学 / 責任ある研究 / 市民科学 / 大学評価 / SDG / 科学論 / 生命倫理 / 環境問題 / 人新世 / 技術論 / 技術哲学 / 技術倫理 / 研究倫理 / ポスト・ノーマル・サイエンス / サービス科学 / メタ・サイエンス / 災害研究 / ポスト311 / STS / ラベッツ / ポスト・ノーマル時代 / STS理論 / EUの科学政策 |
研究成果の概要 |
本研究では、近年のSTSについての理論的動向を検証した。中でも塚原はオランダを中心とするヨーロッパ大陸での議論の展開を、PNS概念を中心に検討し、ヨーロッパでのEC(ヨーロッパ委員会)主催の会議や東アジアSTSジャーナルへの寄稿、また東アジア科学技術医学史学会などに参加することで、国際的に広く議論を開いた。また標葉はEUの科学政策に近いところで重要な概念となっているRRI概念(責任ある研究とイノベーション)について特に注意を向け、日本へのこの概念の紹介と適応についての可能性について検討を試みて、この分野における画期的な著作を刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年のSTSについての理論的動向の検証は、科学と市民の関係についての重要な知見をもたらす。中でも塚原はオランダを中心とするヨーロッパ大陸での議論の展開を、PNS概念を中心に検討し、科学批判や科学と社会の関係についての市民的関与に関する状況や動向を取材・検証し、国際的に広く議論を開いた。 また標葉はEUのRRI概念(責任ある研究とイノベーション)について特に注意を向け、日本へのこの概念の紹介と適応についての可能性について検討を試みて、この分野における画期的な著作を刊行し得たことは、大きな成果であり、日本においてはこの分野を切り拓く仕事をしたものと高く評価をしたい。
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