研究課題/領域番号 |
16K01168
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
佐野 正博 明治大学, 経営学部, 専任教授 (70206001)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 技術論 / 原子力技術史 / 原子力の社会的利用 / 原子力発電所 / 原子力論 / 原子力発電 / 原子力 |
研究実績の概要 |
原子力の社会的利用をめぐる推進論と批判論の歴史的展開に関して、収集した関連資料・文献のスキャニング・OCR処理による全文検索可能なデジタル資料化作業を引き続きおこなった。 また現在までの研究成果について公開可能なものに関しては、研究室のWEBページ(https://www.sanosemi.com)を通じてダウンロード可能にするとともに、原子力の社会的利用をめぐる推進論、および、反対論の議論の歴史的展開に関わるダウンロード可能な諸資料のサイト情報なども含めた研究情報をword press型のWEBページ(https://www.sanosemi.com/ht_atom/)において公開するなど、研究のオープンアクセス化に努めている。 なお原子力の社会的利用をめぐる推進論、および、反対論に関わる20世紀中の諸資料・文献に関しては、「原子力発電実用化前の原子力利用推進論:原子力利用に関する批判的検討のための資料紹介 Part 1」「技術史・技術論視点から見た原子力発電文献ガイド:原子力利用に関する批判的検討のための資料紹介Part2-1~2-4」という形で日本科学史学会技術史分科会発行雑誌『技術史』においてすでに包括的に紹介をおこなっている。 現在は、「原子力発電をめぐる論争点に関して福島原発事故以後にどのように変化したのか?あるいは、変化していないのか?」という問題、および、「原子炉の小型化による相対的な安全化、原子炉の長寿命化といったことを目標とするAlternative Technology論的次世代原発論などの問題を取り上げて、原子力発電をめぐる擁護論と反対論の現代的展開に関する研究をおこなっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本務校で新型コロナウイルス感染症対応も含めた学部執行部として対応すべき業務が非常に大きく増加したこと、および、新型コロナウイルス感染症による研究活動に対する制限が強まったことにより、研究の最終的取りまとめが遅れていたが、最終的取りまとめに向けて研究を推進している。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに収集した資料に基づき、原子力の社会的利用をめぐる推進論と批判論の歴史的展開に関する研究総括をおこなう。
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