研究課題/領域番号 |
16K01174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 神戸市立工業高等専門学校 |
研究代表者 |
町田 吉隆 神戸市立工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80249820)
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研究分担者 |
武田 和哉 大谷大学, 文学部, 教授 (90643081)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 方形城郭都市 / リモートセンシング / ユーラシア北東地域 / 画像処理 / 周辺環境要素の復元 / 土木技術史 / 東洋史 / 遼金時代 / 北東アジア / 窯業史 / 東アジア / 造営技術 / 空中写真 / 周辺環境要素 / 都市工学 / 画像 / 考古学 / 土木環境システム |
研究実績の概要 |
国外調査に関して、平成31年度は9月に中国内蒙古自治区赤峰市において、12-13世紀に造営された金界壕の踏査を行った。金界壕に付随する堡塁・堡城について平成30年度調査で軍事的機能に加え、行政的機能を有する方形城郭都市の性格を持っていことを確認した。今年度はその機能を堡城単体としてではなく、複数の堡城からなる集合体として捉えることができるかどうかについてデータを得ることが目的であった。 同月、空中写真にもとづく見解と現地踏査で確認したデータを持ち寄り、神戸市の研究学園都市ユニティにおいて、研究総括会議を開いた。また、最終年度にあたり作成予定の研究報告書について、分担と作業日程を決定した。12月に進捗状況を確かめる総括会議を 開いたが、年度末の確認会議は新型コロナウィルス感染の拡大にともない、中止した。 10/21に中国人民大学において高橋学而が(第四届中国人民大学考古国際学術研討会:2019蒙古、貝加爾西伯利亜与中国北方古代文化研究学術会議、「関于金界壕的防御体系 -以東北路界壕為線索」)、2/15に九州大学において武田和哉・町田吉隆・中尾幸一が(第21回北アジア調査研究報告会、「中国内蒙古自治区赤峰市管内における金界壕遺跡の調査と研究」)研究報告を行った。 9/28には町田吉隆が市民対象の講座において研究成果の一部を報告した(神戸市須磨区・北須磨市民文化センター、「北東ユーラシア地域の"中世城郭"」)。 研究報告書の作成については、科研班全員が執筆する形で編集作業を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究成果をまとめた報告書を年度末に刊行する予定であった。12月の研究総括会議において、一部メンバーの研究に関して再検討の必要が生じた。また年度末に予定していた最終会議および印刷に関する業者との打ち合わせ、契約が、新型コロナウィルスの感染拡大にともない、困難になり、2月末に研究の1年延長を申請、受理された。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルスの感染状況に留意しつつ、研究報告書の作成をすすめ、年度内に発行する予定である。また機会が得られれば、総括の研究集会を開催することも検討している。
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