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陶磁器の上絵層に残存する有機物からみた上絵付け技法の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K01188
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 文化財科学・博物館学
研究機関地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター

研究代表者

樋口 智寛  地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, 開発本部開発第二部表面・化学技術グループ, 副主任研究員 (50463063)

研究分担者 二宮 修治  東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (30107718)
新免 歳靖  東京学芸大学, 教育学部, 講師 (40759156)
樋口 和美 (水本和美)  東京藝術大学, 大学院美術研究科, 講師 (80610295)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード陶磁器 / 有機物 / 製作技法 / TOF-SIMS / 赤外放射光 / 文化財科学
研究成果の概要

焼成後の陶磁器上絵層に残存する有機物を手掛かりとし、上絵付け技法を解明する試みとして研究を遂行した。
飛行時間型二次イオン質量分析および赤外放射光を利用した赤外分光分析を主として用い、焼成後の上絵層の分析を行った。その結果、上絵具に含まれる無機成分の化学結合状態等の存在形態へ、絵付けに用いた膠やふのりといった糊の種類が関与することが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

陶磁器の上絵付に上絵具と共に用いられる糊等の有機物については、考古資料が乏しく、技術伝承の経緯等について不明な事象が多く、本研究はこれらの解明の一助となるものである。また本研究の成果は、現在用いられている材料の枯渇に伴う代替材料を探索する上で、重要な知見となる。
陶磁器製作に用いた有機物がどういった作用を発現しているか等、本研究により得られる詳細な知見は、今後の製作技法の発展や技術伝承へも貢献していくものである。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 陶磁器の上絵層における有機物分析の試み-飛行時間型二次イオン質量分析による上絵層と釉薬層との界面の成分に関する検討-2019

    • 著者名/発表者名
      樋口智寛、水本和美、新免歳靖、二宮修治
    • 学会等名
      日本文化財科学会第36回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 陶磁器の上絵層における有機物分析の試み-飛行時間型二次イオン質量分析および赤外放射光分析による焼成に伴う膠およびふのり成分の変化に関する検討-2018

    • 著者名/発表者名
      樋口智寛、水本和美、新免歳靖、高橋佳久、伊藤鈴音、二宮修治
    • 学会等名
      日本文化財科学会第35回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] セラミックス製品における残存有機物分析2018

    • 著者名/発表者名
      樋口智寛
    • 学会等名
      先端デバイス開発に関するコンソーシアム(第1回講演会)
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 陶磁器の上絵層における有機物分析の試み-赤外放射光分析による焼成に伴う膠成分の変化に関する検討-2017

    • 著者名/発表者名
      樋口智寛、二宮修治、新免歳靖、水本和美
    • 学会等名
      日本文化財科学会 日本文化財科学会第34回大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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