研究課題/領域番号 |
16K01194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
菊池 敏正 東京大学, 総合研究博物館, 特任助教 (10516769)
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研究協力者 |
鈴鴨 不二子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 文化財 / 学術標本 / 彫刻 / 修復 / 3D / 模型 / レプリカ / 復元 / 漆 / 檜 / 保存 / 博物館 / 肖像画 / 油画 / 3D / 伝統技法 / 木彫 |
研究成果の概要 |
近現代美術に大きな影響を与えた学術標本について保存、修復に関する研究は非常に重要な研究課題の一つであり、本研究を通じて大学博物館が所蔵する、明治期に制作された肖像画(油彩画)、木製模型標本など、複数の学術標本に対して実践的な修復研究、復元制作研究を実施した。修復等が完了した学術標本は研究成果として広く展示公開する事ができ、研究から成果発表までを包括的に進める事ができた。さらには、それらを継続して進めて行くことで、博物館における安定的な展示公開が可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術標本を研究対象として、技法・材料の視点から修復技術及び複元技術を研究していくアプローチは、これまでに無い試みである。現代において歴史的に意義のある学術標本を収蔵する研究機関は数多く存在しており、国内で制作された、多様な模型標本の修復にも大きく役立つものになると考える。また、大学博物館において構造技法を研究しつつ、修復研究を実践的に行うことは、「展示」と「保存」という対極に位置するミュージアムの持つ両課題を同時に補える非常に有効な手段となる。修復された標本は、展示公開を通じて学術標本という共通認識のもと、国際的に研究機関の交流を進めることも十分に可能である。
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