研究課題/領域番号 |
16K01203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
堀江 典子 佛教大学, 社会学部公共政策学科, 准教授 (70455484)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 博物館的機能 / 都市施設 / 地域課題 / 浄水場 / ごみ処理施設 / 連携 / 多機能化 / 展示教育 |
研究成果の概要 |
都市施設等における博物館的機能の発揮を都市と地域の抱える諸問題の解決につなげていく道筋と、そのために博物館学がどのように貢献できるのかを探るために、現状を把握し課題を抽出することを目的として、全国の浄水場とごみ焼却場を対象にアンケート調査を行った。 その結果、浄水場については全体の約8割が、ごみ焼却場についてはその殆どが、収集保存、調査研究、展示教育、楽しみ(娯楽)のいずれかの取り組みを行っており、相関分析の結果、連携や有資格者・ボランティアの関与が取り組みの充実や課題克服に有効である可能性を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
諸活動を支える重要なインフラである都市施設がなければ地域は維持できない。様々な都市施設が連携しつつ地域に関心をもち課題に対峙できる人材を育成する方向性をもつ地域と、都市施設と市民とが乖離し無関心が放置されている地域とでは、地域力に差が生じ地域の存続そのものを左右しかねない。 本研究によって、都市施設が本来の機能に加えて博物館的機能、すなわち収集保存・調査研究・展示教育・娯楽(楽しみ)といった諸活動に既に取り組んでおり、地域資源を尊重、継承し、地域の担い手を育成する重要な役割を担えることを明らかにし、人口減少社会における博物館学拡張の必要性・可能性を示した。
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