研究課題
基盤研究(C)
反復的袋詰め操作を行う組合せ計量システムを対象として,多目的最適化モデルの構築及びそれらの数理特性,主に近似アルゴリズム設計の観点からの調査を行った.詰めるアイテムが単品種の場合と二品種の場合はともに,合計重量に関しては近似スキームが,また,合計重量と条件付き優先度和に関しては定数近似アルゴリズムが存在することを示した.さらに,一袋あたりのアイテム個数に制約がある場合の最適化モデルを構築し,その制約と合計重量の関係を数理的に明らかにした.
組合せ計量システムの反復的袋詰め操作の最適化モデルに対して,本研究で得られた近似アルゴリズムは,それら自身の重要性に加えて,多目的組合せ最適化問題に対する新しい精度評価方法も与えている.また,世界中で稼働する類の製造システムについては,インターネットを介した相互連携が探られているので,数理モデリングの観点から本研究で明らかになった組合せ計量システムの包括的な数理特性は,今後の立上作業の効率化等に結び付いていくことが期待される.
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 9件、 招待講演 1件)
Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing
巻: 12 号: 2 ページ: JAMDSM0051-JAMDSM0051
10.1299/jamdsm.2018jamdsm0051
130006744420
巻: 11 号: 2 ページ: JAMDSM0025-JAMDSM0025
10.1299/jamdsm.2017jamdsm0025
130006898629
巻: 11 号: 1 ページ: JAMDSM0003-JAMDSM0003
10.1299/jamdsm.2017jamdsm0003
130005303291