研究課題/領域番号 |
16K01249
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
永松 陽明 横浜市立大学, 国際マネジメント研究科, 准教授 (90708091)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | システム・ダイナミックス / ビジネスエコシステム / シミュレーション / 保守 / システムダイナミクス / 製品保守 |
研究成果の概要 |
サードパーティは、自動車、建設機械、エレベーターなど様々な保守サービス事業に参入している。ただし、サードパーティは品質情報を完全に保有していないため、提供する保守には品質問題が内包される。安価で低品質の保守の提供は、ビジネスエコシステムに悪影響を及ぼし、悪影響は製品全体の信頼性を損なう。 本研究では、保守ビジネスにおけるビジネスエコシステムを解明し、各プレイヤが品質改善のために実行すべき活動を導出した。システム・ダイナミックスと事例分析の結果として、①メーカとサードパーティ間の品質情報交換の重要性と、②それらの質の高い情報交換による保守サービスのビジネスエコシステムの拡大がわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、「保守ビジネス」「サードパーティ」「品質」に着目し、既存研究や対象となるビジネスを整理した上で、「ビジネスエコシステム」と「システム・ダイナミックス」のアプローチで研究を推進した。これによって、①メーカとサードパーティ間の品質情報交換の重要性と、②質の高い情報交換による保守サービスのビジネスエコシステムの拡大を解明した。これによって、関連する企業は、品質を含む情報をクローズするだけの経営戦略からオープンにサードパーティと組む経営戦略も選択できる理論的な背景を得たと考える。
|