研究課題/領域番号 |
16K01256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
高橋 大志 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 教授 (60420478)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 企業統治 / 資産運用 / 資産価格理論 / エージェント / ファイナンス / 情報技術 |
研究成果の概要 |
本研究では,最先端の情報技術および実証分析を通じ企業統治が,資産価格に与える影響について分析を行ったものである.本分析では,多様なステークホルダーを分析対象とし,企業統治が資産価格にもたらす影響の解明を試みた.分析の結果,企業間の関連性において中心的な役割を果たす企業をデータ分析を通じ特定できること,外国人株主比率と社外取締役に強い関連性があること等の興味深い結論を見出した.更に,ニューラル言語モデルを用い資産運用実務において最も広く用いられているニュースの一つであるロイターニュースを分析し,企業活動に関するニュースと資産価格に密接な関連性があることを見出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
企業統治が,企業価値・資産価格にもたらす影響は,コーポレートファイナンスにおける主要な関心事の一つである.企業のステークホルダーは,株主,経営者など多様であるが,近年資産運用分野において,企業に対し多様なステークホルダーとの適切な協働を求めるコーポレートガバナンス・コードなどの仕組みが導入されている.このような動きを背景とし,企業統治への学術的な関心およびその意義は益々高まっている.本研究成果は,これら課題に対し,最先端の情報技術を活用し取り組んだものであり,今後の新たな研究の方向性の一つを示したものとなっており,その意義は大きい.
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