研究課題/領域番号 |
16K01261
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
金子 雅明 東海大学, 情報通信学部, 准教授 (30454036)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 医療の質保証 / プロセス管理 / プロセス改善 / 品質マネジメントシステム / 医療安全 / 業務プロセス改善 / 業務診断 / 医療の質改善 / 医療の質管理 / 品質管理 |
研究成果の概要 |
医療サービスは患者に1度提供したら引き戻すことができないという特徴を有しているため,医療サービスを提供する業務プロセスを多面的な視点から診断することで潜在的な問題点を発見し,重大事故に至る前に対策を施すことがより一層重要となる.そこで本研究では,医療業務プロセスを的確に診断するための視点を体系化し,医療者が業務プロセス内に潜む問題点を効果的かつ効率的に把握できる診断ツールを提案した.そして,開発した診断方法を複数の病院に適用し,有用性を検証した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
個々の従来モデルで使われている視点はそれぞれ高いパフォーマンスを生み出すための重要な要素ではあるが,分析者が活用できる形で体系化されていない.また,医療分野ではヒューマン・ファクターに着目した事故分析手法が主流であり,そのヒューマン・ファクターを含めた診断・分析のための総合的な視点を本研究では提示している. 本研究成果を用いることで,日常診療業務に多忙な医療者が自病院の医療業務プロセスに潜む問題を抜け・漏れなく迅速に把握できるようになる.これは,患者の生命を危ぶめるような重大な医療事故を未然に防止することにもつながり,医療サービスの質保証のための有効な手段のひとつになりうる.
|