研究課題/領域番号 |
16K01262
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
石垣 綾 東京理科大学, 理工学部経営工学科, 教授 (50328564)
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研究分担者 |
山田 哲男 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (90334581)
筧 宗徳 福島大学, 共生システム理工学類, 准教授 (00453655)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | サプライチェーンマネジメント / 資源循環 / 線形物理的計画 / ゲーム理論 / 割引率 / 補助金政策 / 現在価値 / 線形物理計画 / サプライチェーンマネジメ ント / 不確実性 / シミュレーション / 経営工学 / 逐次最適化 / 環境対応 / モデル化 / 多目的評価 |
研究成果の概要 |
本研究では,資源循環と低炭素化のアジア国際分業型サプライチェーンにおいて,経済性,品質,環境負荷を「見える化」し,シナリオごとに評価することを目的として,3つの観点から研究を行った.1つ目では線形物理的計画法を改良し,プレーヤー間の優位性が異なるサプライチェーンにおいて多プレーヤー多目的多期間最適化問題を解くためのアルゴリズムを開発した.2つ目では市場の観点から新製造品と再製造品の販売・回収・再製造を持続し続けるための価格と再製造品販売開始タイミングの決定メカニズムを明らかにした.最後に,再製造品の将来価値とリサイクル拠点の最適配置の観点から日本における国際分業の在り方を考察した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
他国との競争の激化から,日本のものづくり企業は製品開発だけでなく,製品品質や生産拠点の設定についてこれまで通りの戦略を続けるべきか,またはTPP参加国で作られた「メイド・イン・TPP」を進めるべく国際分業を拡大すべきか,の判断に迫られている.一方で,日本のものづくり企業はSDGsの目標実現のために持続可能なシステムの構築に迫られており,循環型システムに新たな付加価値を見出そうとしている. 本研究で開発されたモデルとアルゴリズムは異なる価値観をバランスし,Q(品質)C(コスト)D(納期)E(環境)観点から意思決定を可能にするため,SDGs時代のサプライチェーンに今後の方向性を示唆することができる.
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