研究課題/領域番号 |
16K01275
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター) |
研究代表者 |
平野 健次 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 教授 (30648928)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 多様化 / ものづくりマスターデータ / 可視化 / 部品表 / マスカスタマイゼーション / 多様性 / 経営工学 / 製造ビジネス / 生産管理システム |
研究成果の概要 |
本研究では,顧客の多様な要望に応えるマス・カスタマイゼーションを念頭に,製品の多仕様化に対応できる製造ビジネスモデルについて検討し,その一例として新しい生産管理システム概念とものづくりマスターデータの整備方法を提案した。すなわち,多様性を管理する用途・使用条件の利用方法と,それを考慮するマスターデータを可視化し,可視化表現を実装したプロトタイプを開発した。可視化ツールによるデータ構築方法は,従来の生産管理システムで行うデータの構築作業と比較して作業効率の大幅な改善が認められた。最後に,製品の多仕様化を目指すビジネスの変遷過程を事例として蓄積し,企業研修や大学の授業で使う教材としてまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
製品の多仕様化への対応として,用途・使用条件を含むマスターデータの可視化によって,多様な顧客の要望を満たす新しい製造ビジネスモデルの設計支援が可能になる。さらに,研究過程で得られた多仕様化に至るビジネスの変遷過程の情報は,これから多仕様化を進めようとするビジネスがシステム化の方法を決定する際に参考になる。顧客の多様な製品への要望に対して柔軟に対応できず,苦労している中堅・中小企業は数多く存在している。本研究の成果は,製品の多仕様化に関する問題を抱える多くの企業に有益な情報を提供できると考える。
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