研究課題/領域番号 |
16K01296
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
佐藤 毅 神戸学院大学, 共通教育センター, 准教授 (30304405)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 不完全点検 / 点検しきい値 / ユニット重要度 / 構造関数 / システム構造 / コンポーネントの重要度 / inspection threshold / multi-state / imperfect inspcetion / 2次元故障特性 / 信頼性 / 保全計画 |
研究成果の概要 |
複数のユニットから構成されるシステムに対し,点検能力やユニット信頼度関数を考慮した点検実施機会(期間)について,構造関数の概念を導入し近似的に導出した。これより,本来意思決定に不要な点検を排除でき、多くのメリットを享受できる。 しかし,構成ユニット間の独立性を仮定しており、一般化に向けた考察が課題である。 また,システムを構成するユニットの重要度に着目し,不完全点検下において,ユニットの点検順序についても考察した。その結果,ユニットの重要度・信頼度・点検能力が,点検順序に影響を与えることも確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会を支えるインフラストラクチャーの延命・長寿命化にともない,適切な保全活動の必要性が,近年急速に伸びてきている。不完全点検環境下において,真の状態が点検では分からない以上,点検結果に基づく保全活動の意思決定には誤った意思決定を下すリスクを少なからず伴う。本研究では、誤った意思決定下す可能性が高い不完全点検を排除する点検しきい値を導出した。この点検しきい値を利用することで、不要な点検を回避し,点検に必要なコストの削減ができ,さらには、間違った意思決定によりもたらされる本来不必要なコストの削減も期待できる。
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