研究課題/領域番号 |
16K01305
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 沖縄工業高等専門学校 |
研究代表者 |
比嘉 吉一 沖縄工業高等専門学校, 機械システム工学科, 教授 (20335368)
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研究分担者 |
井山 裕文 熊本高等専門学校, 機械知能システム工学科, 教授 (40300660)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 不発弾処理 / 数値シミュレーション / ジャーガル / 島尻マージ / 土壌動特性 / 避難マップ / ライナープレート / 可視化 / 土壌特性 / 衝撃波 / 解析・評価 / 国土整備 |
研究成果の概要 |
計算力学的視点による不発弾の安全化処理技術に貢献する目的から,不発弾炸薬量,弾頭形状および土壌動特性の違いが,一次破片の飛散挙動に及ぼす影響について数値シミュレーションにより詳細に検討を行った.数多くの数値実験結果より,以下の成果を得た:(1)沖縄県固有土壌「島尻マージ」の動特性を明らかにした.(2)防護壁出口直径を2/3に減ずることで,約30~50%の一次飛散物を抑制できることを明らかにした.(3)防護壁出口の制御により,積極的な避難半径の縮小化が可能であることを示した.(4)得られた一次飛散物の予測到達距離を地理情報システムへ導入することで,仮想避難マップの作成が可能となることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
計算力学的視点に立脚した理論的根拠に基づく避難区域の設定ならびに避難区域の積極的な縮小化を目指した処理壕の設計を可能とすることで,区域内の活動を制限することで生ずる経済活動の停止とこれにともなう損失を最小限に抑えることが可能となる. また,金属・土壌動特性を律速する固体力学分野へ爆発的な燃焼を記述する熱力学+反応場が複層的かつ複雑に絡まる問題を対象としたマルチフィジックス現象を取り扱うため,学術的意義は極めて大きい.
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