研究課題/領域番号 |
16K01308
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
弓削 哲史 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 教授 (50546041)
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研究分担者 |
田村 信幸 法政大学, 理工学部, 准教授 (00349226)
柳 繁 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 教授 (10546039)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 共通原因故障 / 多変量分布 / 信頼度 / 最適保全方策 / 集中型故障 / システム信頼度 / 確率論的安全評価 / 隠れ故障 / 多変量分布関数 / システム安全 / リスク評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、原子炉等、事故による社会的影響が大きなシステムに対して、共通原因故障(CCF)による事故リスクを考慮したシステムの信頼性設計、保全性設計を最適化することを目的とした。成果として、(1)従来の非ショックモデルに基づくCCFモデル化手法に代わり、外的ショックの発生により共通原因故障が発生するというショックモデルに基づき、多変量分布による共通原因故障のモデル化、特に多変量ワイブル分布によるモデル化を行い、様々な冗長システムの信頼度を定式化すること、(2)様々な故障モードを持つ安全関連システムやワンショットシステムに対して、長期運用を前提とした保全性評価、最適保全方策の策定、を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
共通原因故障解析は、従来から原子力工学等で実施されているが、多くの場合、共通原因基本事象間の独立性を仮定しているためシステム信頼度が高めに算出される欠点があった。この問題を解決するため、ショックモデルアプローチに基づいた多変量ワイブル分布を用いた共通原因故障のモデリングを利用し、これを用いて様々な冗長構造を持つシステムに対して、その信頼度を定式化した。また長期運用時における修理や交換を考慮した最適保全方策を策定した。本研究により、共通原因故障率が得られたとき、従来より少ない計算量でより正確な信頼度の推定、あるいは最適保全方策の決定が可能となった。
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