研究課題/領域番号 |
16K01331
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
藤岡 正樹 高知大学, 教育研究部総合科学系地域協働教育学部門, 講師 (70624328)
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研究分担者 |
大槻 知史 高知大学, 教育研究部総合科学系地域協働教育学部門, 准教授 (40399077)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 地域防災 / シミュレーション / 防災訓練 / 地域防災計画 / 災害 / シナリオ分岐 / システム / 災害対応シミュレーション / 自主防災組織 |
研究成果の概要 |
本研究では、コンピュータシミュレーションを用いて、図上演習のシナリオを動的に変化させるシナリオ分岐型の図上訓練を実現化し、さらに、図上訓練データ を共有するシステムの構築・公開までを実施した。具体的には、時系列で分岐するシーンを複数作成し、そのシーンを連想させるイラストや訓練設計者の質的根拠に基づく行動選択肢をシミュレーションにより生成・出力するシステムを構築した。同システムでは、シーン毎に利用者が応急対応や対策を実施(意思決定)する入力系が実装され、タブレット端末上で表示されるシーンを元に、インタラクティブなグループディスカッションが行える環境を整備した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実技型の訓練だけでは住民が主体的に地域防災を創り上げるための「気づき」を得ることが困難であり、地域防災がコミュニティの自主活動としての推進力を得るためには、コミュニティ内でのディスカッションから生まれる新たな知見や合意形成能力の獲得が必要である。本研究の社会的意義は、地域防災の現場で、体験参加型・机上型訓練のメリットを保持しながら、状況変化にともなう臨機応変な対処能力の獲得機会を提供する新たな防災訓練を実現することにある。
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