研究課題/領域番号 |
16K01338
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 富山高等専門学校 |
研究代表者 |
石黒 農 富山高等専門学校, その他部局等, 講師 (40455126)
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研究分担者 |
由井 四海 富山高等専門学校, その他部局等, 准教授 (10413759)
田尻 智紀 富山高等専門学校, その他部局等, 助教 (10735525)
石原 外美 富山高等専門学校, その他部局等, 校長 (60019221)
金子 慎一郎 富山高等専門学校, その他部局等, 准教授 (60446242)
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研究協力者 |
石原 外美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 設計工学 / 高齢者除雪問題 / 限界集落 / 除雪溜まり場問題 / 雪捨て場問題 / 除雪高速圧縮 / 除雪高速圧密 / 少子高齢化 / 排雪支援 / 除雪支援 / 高速除雪圧縮 / 国土計画 / 消滅集落 / 自働制御 / 圧力容器設計 / 雪氷の圧密 / 交通工学 / 気候変動 / 機械力学・制御 |
研究成果の概要 |
少子高齢化によって、限界集落で80歳代の高齢者が、自力で除雪を行うことが困難になってきている。2018年には、積雪時に自宅から外に出ることが出来ない積雪自宅遭難者が発生したことが新聞報道されている。現在は60~70代の比較的若く元気な高齢者が、高齢弱者の除雪・排雪作業を援助しているものの、今後の高齢化深刻化と、その増加によって、現在の様な安定した除雪活動が行えなくなることが危惧されている。本研究では、私的共助除雪作業で全体作業効率低下の問題となっている排雪作業の支援を目的とした、除雪高速圧縮成形機の自働制御の設計に必要な除雪の高速圧縮・圧密成形特性を小型金型を用いた模擬実験により調査した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の除雪・排雪支援を目的とした、除雪の高速圧縮装置の自働制御の設計に関わる研究を実施した。その基礎となる除雪の高速圧縮・圧密成形特性を評価した。本研究では、ひずみ速度ε'=10^-1~10^-2・s^-1程度の比較的高速領域での除雪圧縮圧密成形を実施した。その結果、従来、ひずみ速度ε'=10^-3・s^-1の除雪の低ひずみ速度圧密成形において仮定されていた等方性圧縮変形が成り立たないことを新たに発見した。これは該当科学研究分野の30年ぶりの発見であった。英語論文5本、海外発表1回、国内発表3回を実施し、広く国民に状況説明を行った。今後の除雪高速圧密成形に関する大きな進歩となった。
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