研究課題/領域番号 |
16K01353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京大学 (2018) 京都大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
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研究分担者 |
森本 雄矢 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (60739233)
根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学部, 助教 (30300750)
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研究協力者 |
滝本 晶
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 生体機能チップ / 微絨毛 / TRPV6 / メカノバイオロジー / マイクロ流路 / 胎盤 / organ-on-chip / 力学刺激 / マイクロ流体デバイス / メカノリスポンス / 流体せん断力 / MEMS / 組織形成 |
研究成果の概要 |
我々は、ヒト胎盤バリアを模倣した生体機能チップを用いて、胎盤絨毛上皮細胞は流体せん断力に応答してカルシウムイオンチャネルTRPV6を活性化し、微絨毛を伸長することをこれまでに報告した。本研究では、胎盤絨毛上皮細胞以外にも、同様の力学刺激応答能を有する間葉系細胞が存在することを新たに見出した。また、ゲノム編集技術を用いてTRPV6にストップコドンを挿入した変異体マウスを作製し、小腸をはじめとする生体組織において微絨毛形態とTRPV6との関連性について解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微絨毛は小腸や腎臓、胎盤などの上皮細胞以外にも様々な細胞で発達しており、多様な細胞・組織機能の発現に関与している。本研究を通じて、胎盤絨毛上皮細胞以外にも、周囲の力学刺激に応答して微絨毛を伸長し、細胞機能を制御している可能性がある細胞種を特定することができた。これらの細胞における力学刺激受容機構を更に詳細に理解し、それらを制御することによって組織の再生や機能改善を促進する治療薬の開発につながると期待される。
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