研究課題/領域番号 |
16K01366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
原田 義規 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10381956)
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研究分担者 |
熊本 康昭 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30611727)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ラマン分光法 / 虚血心 / 生体譲歩う・計測 |
研究成果の概要 |
本研究では、ラマン分光法を用いて心筋バイアビリティを非染色で解析可能な基礎技術の開発を目指した。すなわち、ラマン顕微鏡を用いて、虚血性心疾患(超急性期、慢性期)に特徴的なラマンスペクトルの探索を行った。ラットのランゲンドルフ灌流心およびヒト陳旧性心筋梗塞巣を用いて解析したところ、超急性期~慢性期の虚血心においてそのラマンスペクトルは鋭敏に変化していた。ラマン分光法によりin vivoで心筋バイアビリティを鑑別できる可能性があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通常、化学固定された組織で解析可能な心臓組織の観察が、ラマン分光法を用いることにより、生きたままの状態で解析できることが示された。ラマン分光法は染色の必要がないため、本法を術中観察へ応用すれば、心筋バイアビリティ診断に将来展開できる可能性がある。したがって、本手法は観血的に組織を採取する生検診断を患者に強いることなく、無侵襲で心臓組織診断を行うことにも発展しうる。
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