研究課題/領域番号 |
16K01368
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
木原 隆典 北九州市立大学, 国際環境工学部, 准教授 (90436535)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 石灰化 / エクソソーム / 骨形成細胞 / 間葉系幹細胞 / ナノバイオ / 細胞・組織 / 生物・生体工学 |
研究成果の概要 |
本研究は細胞が分泌する膜小胞であるエクソソームに着目し、エクソソームと石灰化形成との関係について明らかにした。分泌される細胞自体の石灰化形成能の有無に関わらず、エクソソームには石灰化核形成能があることを生化学的解析と電子顕微鏡観察から明らかにした。さらにエクソソームと骨芽細胞が分泌する基質小胞の類似している点と異なる点を明らかにした。また、ラット間葉系幹細胞を骨分化誘導することで生じる石灰化組織形成にエクソソームが寄与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は骨芽細胞が分泌する基質小胞はエクソソームの1グループであり、両者の違いが石灰化形成能ではなくアルカリフォスファターゼ活性能であることを見出した。こうしたエクソソームと基質小胞の関係を示すことができた点が本研究の学術的意義である。また本研究の結果は、異所性石灰化形成において様々な細胞のエクソソームが石灰化核になれることを示しており、こうしたプロセスを抑制することが異所性石灰化の発症抑制につながることを示している。
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