研究課題/領域番号 |
16K01370
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 岡山理科大学 (2018) つくば国際大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
水野 理介 岡山理科大学, 獣医学部, 教授 (30273080)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リンパ管 / 平滑筋 / イオン / 食塩 / 高血圧 / トランスポーター / リンパ 循環 / 高血圧症 / アンジオテンシンII / リンパ循環 / 循環器・高血圧 / リンパ / 食塩感受性 |
研究成果の概要 |
食塩感受性高血圧とは、食塩過剰摂取により惹起される本態性高血圧症である。この病態に神経系(中枢ならびに末梢)、心血管系および腎臓等の臓器が複合的に関わり多様性を示すことが知られている。最近、リンパ循環系もこの食塩感受性高血圧症の病態に重要な役割を果たすことが報告された。本研究は、高食塩食負荷が、リンパ管に存在するイオン動態を制御するポンプ・チャネル・トランスポーター機能を変調することを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食塩感受性高血圧症とリンパ循環との関連性に着目した本研究は、全く未開な領域へのアプローチである。さらに高血圧症によって惹起される集合リンパ管Na+ポンプ対する作用検討は、新規性が高いことが極めて学術的な特色である。本研究結果から食塩負荷によって集合リンパ管のイオン動態機能が変調することが予想される。そして、この機能解析を通して食塩感受性高血圧症のリンパ循環改善による新規治療方法を開発できることに臨床医学的意義が存在すると考えられる。また本研究の社会的意義は、食塩感受性高血圧症における新規治療方法の開発であり、新規治療薬や適応症拡大(リンパ浮腫治療)につながるとことが挙げられる。
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