研究課題/領域番号 |
16K01375
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
岡本 英治 東海大学, 札幌教養教育センター, 教授 (30240633)
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研究協力者 |
三田村 好矩 北海道大学, 名誉教授
山家 智之 東北大学, 加齢医学研究所, 教授
矢野 哲也 弘前大学, 准教授
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 人工心臓 / 補助循環 / 経皮的情報通信 / 軸流ポンプ / チタンメッシュ / scaffold / 電極 / 人工臓器 / 軸流型ポンプ / 第2世代人工心臓 / 組織工学 / 拡散 / 補助心臓 / 軸流型補助人工心臓 / 人体通信 |
研究成果の概要 |
大動脈と大動脈弁を構成要素として使用し,自然心臓と補助人工心臓を直列に接続する新しい補助循環方式の軸流型補助人工心臓と,強い剛性と電気伝導性を示す唯一の人工細胞外マトリックスであるチタンメッシュの人工心臓システムへの応用に関する研究を行った.その結果,左心室内にモータ,大動脈弁位置にインペラを設置する後部インペラ設置式軸流型血液ポンプを開発すると同時に,チタンメッシュを用いた組織誘導電極を装着する人工心臓用経皮的情報通信システムの開発を行い良好な結果を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,生体と機械・電子回路を融合する新しい人工心臓のコンセプトを提唱したことに学術的意義がある.具体的には,左心室や大動脈を補助人工心臓の一部として使用し左心室が作り出す拍動流をそのまま循環補助に活かすこと目的に,左心室内にモータ部,大動脈弁位置にインペラを配置する後部インペラ設置式軸流型補助人工心臓を提案し開発したこと,また唯一の金属製人工細胞外マトリックスである強い剛性と電気伝導性を有するチタンメッシュを,金属・高分子で作られる人工心臓と生体との融合を目的に使用することを提唱したもので,今後の人工心臓開発における新たな方向性を示すことができたものと考えている.
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