研究課題/領域番号 |
16K01381
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
|
研究機関 | 横浜薬科大学 |
研究代表者 |
弓田 長彦 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (40191481)
|
研究分担者 |
岩瀬 由未子 横浜薬科大学, 薬学部, 講師 (00521882)
梅村 晋一郎 東北大学, 医工学研究科, 学術研究員 (20402787)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 超音波 / 薬剤修飾カーボンナノチューブ / ナノ粒子 / 音響化学活性 / 音響化学療法 / DDS / カーボンナノチューブ |
研究成果の概要 |
本研究では、超音波とPoly ethylene glycol -modified carbon nanotubes (PEG-modified CNTs)を組み合わせた新たな腫瘍ターゲティングシステムの開発を行うことを目的とした。超音波およびPEG-modified CNTs併用による単離または固形腫瘍細胞に対する抗腫瘍作用の増強を確認した。さらに、活性酸素種消去剤添加の殺細胞作用に対する影響を検討したところ、一重項酸素の消去剤であるヒスチジンの添加が、超音波とPEG-modified CNTs併用処置のみが殺細胞効果を著しく抑制することを認め、その作用機序における一重項酸素の関与を推定した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は超音波とPEG-modified CNTsなどの音響化学物質を併用することにより腫瘍を選択的に単離または固形腫瘍細胞に対する抗腫瘍作用を確認することができた。これは、副作用が少なく腫瘍およびその周辺部位に対し選択的治療効果を示す治療法の開発に役立つものと考えられる。
|