研究課題/領域番号 |
16K01387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
橋本 良秀 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (40638384)
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研究分担者 |
根岸 淳 信州大学, 繊維学部, 助教(特定雇用) (60722634)
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研究協力者 |
舩本 誠一
山下 暁立
秋吉 一成
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ナノゲル / 脱細胞化生体組織 / ECMハイドロゲル / ECMゲル / 心筋リモデリング / 心筋梗塞 / 高静水圧 / 脱細胞化 / マイクロ加工 / 心筋修復 / 脱細胞化組織 / タンパク質 / 心筋梗塞治療 |
研究成果の概要 |
界面活性剤および高静水圧(HHP)法によりブタ心筋、膀胱マトリクス(UBM)、小腸粘膜下組織(SIS)の脱細胞化に成功した。HHP法は、界面活性剤法に比べて、組織構造への影響が小さいことを明らかにした。ラット心筋梗塞モデルを用いて、in situゲル化によりナノゲル架橋ゲル単独あるいはナノゲル架橋ゲル/UBM-ECMハイドロゲル複合材の有用性について検討した結果、ナノゲル架橋ゲル/UBM-ECMハイドロゲル複合材処置群では、心筋の菲薄化および線維化が抑制されることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案する脱細胞化組織-ナノゲル複合材料は、脱細胞化組織に存在する増殖因子などの薬物をナノゲルが取り込み、徐放するDDS機能と細胞の三次元足場として働く機能を有する。この材料は、心筋梗塞で心機能が低下した多くの患者のQOLの改善に役立つ可能性が期待できる。また、様々な組織の再生に応用可能であるばかりか、種々の幹細胞の機能制御に新たなツールを与え、iPS 細胞などを用いた再生医療の発展に貢献することが期待される。
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