研究課題/領域番号 |
16K01388
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
三重 正和 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (40334528)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | DNA-タンパク質ハイブリッド分子 / Rep / 転写因子 / リプログラミング / タンパク質導入 / DNA-タンパク質ハイブリッド分子 / 生物・生体工学 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
本研究では線維芽細胞のような簡便に取得可能な細胞から組織を構成する特殊な細胞へのリプログラミングを誘導する手法の開発を目的とした。細胞のリプログラミングを誘導するためには、数種類の転写因子と呼ばれるタンパク質を細胞内に導入しなければならない。本研究では、同一の細胞内に複数種類のタンパク質を導入可能であるかを検討し、その実現の可能性を明らかにした。また、ここでは数種類のタンパク質を、DNAを介して一体化する技術の開発に取り組み、酵素を用いてDNAとタンパク質を簡便に結合する新たな手法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞のリプログラミングは、再生医療や組織工学分野において多大な貢献をするものと考えられている。しかしながら、遺伝子の導入による細胞のリプログラミングは、細胞の癌化など安全性の面に問題がある。本研究で得られた成果は、遺伝子導入よりも安全性の高いタンパク質導入によりリプログラミングの効率を高めることが期待出来ることから、その社会的意義は大きい。また、ここで開発した酵素を用いたDNAとタンパク質の結合手法は、DNA構造体に機能性タンパク質を簡便に導入することを可能とする。したがって、その学術的意義も大きい。
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