研究課題/領域番号 |
16K01396
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
豊田 恵利子 東海大学, 医学部, 特定研究員 (90749269)
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研究分担者 |
佐藤 正人 東海大学, 医学部, 教授 (10056335)
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研究協力者 |
妻木 範行
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 細胞シート / iPS細胞 / 軟骨再生医療 / 軟骨再生 / 軟骨全層欠損モデル / 異種同所性移植 / 軟骨様組織 / 軟骨細胞 / 移植・再生医療 |
研究成果の概要 |
自家軟骨細胞シート移植による関節治療法は、硝子軟骨による軟骨損傷の修復と安全性が確認され、優れた治療法であることが示されている。本研究は、iPS細胞から誘導した硝子軟骨様組織を自家軟骨の代わりに用いて同種軟骨細胞シート移植に応用することを目的とした。臨床用 iPS細胞由来の軟骨様組織から細胞シートを作製し、現在臨床研究中の生体軟骨由来細胞シートの特性および機能と比較し、類似した特性を示すことを確認した。さらにウサギ軟骨全層欠損モデルに異種同所性移植し軟骨修復効果を解析した結果、iPS細胞由来細胞シートの効果は生体軟骨由来の細胞シートに現状では劣っており、細胞シート作製方法の改良を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟骨損傷・変性がもたらす運動器障害の克服は高齢化社会において重要な課題であり、軟骨再生が可能な細胞シート治療への期待が高まっている。軟骨の細胞シート治療では同種組織の利用が可能であると考えられるが、質の良い同種細胞原料の確保が大きな課題となっていた。本研究では、同種細胞シートの原料として理論的には無限に作製できるiPS細胞由来の軟骨様組織を用いることが可能かどうかを明らかにするため、現在用いられている軟骨細胞シートと比較を行った結果、原料としての応用が可能であると考えられた。
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