研究課題/領域番号 |
16K01404
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
片山 泰章 岩手大学, 農学部, 准教授 (70436054)
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研究分担者 |
佐藤 洋 岩手大学, 農学部, 教授 (00726606)
宮崎 雅雄 岩手大学, 農学部, 准教授 (20392144)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / L-FABP / ネコ / 腎臓 / 線維化 / 腎線維化 / 猫 / 虚血再灌流傷害 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)は、腎臓病の原因となる近位尿細管の酸化ストレスにより尿中に排泄される腎保護蛋白である。本研究では、尿中L-FABP indexは腎機能とは明らかな関連性は認められなかった。また、ネコCKDモデルにおいて、尿中L-FABP indexは既存の腎機能評価マーカーが異常値を示す前に上昇し始めたため、ヒト同様、ネコにおいても慢性腎臓病(CKD)の病態進行予測マーカーとなりうると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における独創的な点は、遺伝子操作で作成した腎臓病モデル小動物でなく、伴侶動物であるネコのCKDモデルを当該分野の研究に応用することである。L-FABPは尿細管における酸化ストレスの増加に伴い尿細管が障害される前に速やかに尿中へ排泄される腎保護性蛋白であり、CKD進行予測マーカーになりうる。本研究から得られるデータは、ヒトの臨床研究では入手困難なL-FABPの必要不可欠な基礎データとなると考えられる。
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