研究課題/領域番号 |
16K01420
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
檮木 智彦 東海大学, 工学部, 准教授 (70431955)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 脳蘇生 / 治療システム / 生理状態モデリング / 自動制御システム / 脳温 / 脳圧 / 脳血流量 / 脳代謝 / 脳血液循環 / 脳組織水分移動 / 脳組織熱移動 / 生理状態モデル / 自動制御 / モデル / 脳生理状態 / 脳血流 / 集中治療 / 脳低温療法 / 脳蘇生治療システム |
研究成果の概要 |
本研究では、課題名にあるシステム開発のうち、システム設計・評価のシミュレーションにおける制御対象となる脳生理状態モデルの要素として、脳血液循環モデル、脳組織水分移動モデル、脳組織熱移動モデル、脳組織代謝モデルを構築し、さらにそれらの部分的な統合を行った。脳血液循環モデルについては、これまでの静的モデルを動的モデルに改良し、脳組織内の血液貯留量も計算ができるようにした。以上の成果については、日本生体医工学会大会並びに医用生体工学に関するいくつかの国際会議で発表済みである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発を目指している脳生理状態自動制御システムは、脳蘇生の臨床ガイドラインで欠かせないとされている脳圧、脳血流量、脳温の厳重な管理を、脳細胞の生死にかかわる代謝の動態まで考慮して自動化するものである。このシステムの実現により、脳蘇生治療の効果向上だけでなく、最近特に労働時間が問題視されている従事者の負担と年々増加しつづけている医療費の削減が期待できる。今回の成果は、その設計と性能評価のために必要な脳生理状態モデルの部分的構築であると言え、今後の開発に弾みをつけるものである。
|