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がんとその周辺微小環境を包括的に制御する高効率光免疫療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 16K01427
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医用システム
研究機関福岡大学

研究代表者

白須 直人  福岡大学, 医学部, 講師 (70551422)

研究分担者 安永 晋一郎  福岡大学, 医学部, 教授 (50336111)
芝口 浩智  福岡大学, 医学部, 講師 (60295061)
研究協力者 山田 博美  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード光免疫療法 / 抗体療法 / 癌 / 光線力学療法
研究成果の概要

本研究は、腫瘍関連抗原などの各種マーカー抗原に特異的なビオチン化抗体と、近赤外光感受性物質を結合させたアビジンであるAvIRを用いた新規な光免疫療法(PIT)の確立を目的とした。癌関連線維芽細胞(CAF)とヒト乳癌細胞株との共培養系に対してAvIR-PITを施した結果、 CAFに対する強い細胞傷害性とスフェア形成能の抑制が確認された。また、ヒト肝癌細胞株に対する検討では、癌幹細胞性の高いSP細胞群に対してAvIR-PITが著しい殺細胞効果を示すことを明らかとした。これらの結果は、AvIR-PITが腫瘍細胞とその周辺微小環境とを併せて標的とする包括的な癌治療法として極めて有望であることを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

光免疫療法(PIT)は、がん細胞に特異的にな抗原に対する抗体と光感受性物質とのコンジュゲートを用いる侵襲性の低い新しいがん治療法として注目されているが、PITを様々ながんに対応させるには、都度そのがんに特化したコンジュゲートを作製する必要があり、高コストで極めて煩雑である。我々は表面抗原に対するビオチン化抗体と、光感受性物質を結合させたアビジン(AvIR)を用いた新規なPIT(AvIR-PIT)の確立を目指した。AvIR-PITは、原理的に如何なる抗原にも対応可能であり、がん細胞のみならず周辺の微小環境をも標的とすることができるため、極めて有効ながん治療法となりうるものと考えられた。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Integrative control of tumor environment by versatile photoimmunotherapy2017

    • 著者名/発表者名
      白須直人、山田博美、芝口浩智、黒木求、黒木政秀、安永晋一郎
    • 学会等名
      生命科学系学会合同年次大会 ConBio2017
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 腫瘍環境の統括的制御を指向した高汎用性光線免疫療法の開発2017

    • 著者名/発表者名
      白須直人、山田博美、芝口浩智、黒木求、黒木政秀、安永晋一郎
    • 学会等名
      バイオ治療法研究会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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