研究課題/領域番号 |
16K01439
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療技術評価学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
細井 邦彦 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90700237)
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研究分担者 |
高取 良太 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10351355)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 医療安全 / モニタリング / 手術療法 / 神経合併症 / 医療機器 / 脊椎外科 / 神経 |
研究成果の概要 |
指電極を用いたモニタリングシステムを構築し,脊椎側方椎体間固定術における神経合併症の予防効果に関する臨床研究を行った.指電極システムによる大腰筋剥離操作により,大腰筋の位置に関わらず,安全性の基準を満たし,有意に術後の神経合併症を軽減することを明らかにした.また,定量的下肢筋力評価を用いて術後の下肢筋力の推移を評価し,側方進入法の進入側の股関節屈曲筋力に一過性の軽度筋力低下を多くの症例で認めたが,経時的に筋力は改善した.定量的下肢筋力評価は側方進入法の安全性評価として有用であるとともに,指電極による運動神経合併症が軽減することが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊椎手術における神経合併症を予防することを目的とした指電極を用いたモニタリングシステムを構築し,神経合併症に対する予防効果を明らかにした.また脊椎疾患に関する病態解析を行い,適切な予後予測,治療法選択に寄与できる臨床データを示した.本研究の成果により,医療安全を目的とした有用な手術支援システム開発に貢献し,将来的な脊椎疾患に対する手術療法の安全性向上に寄与することができると考えた.
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