研究課題/領域番号 |
16K01440
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療技術評価学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
漆原 尚巳 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (10511917)
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研究分担者 |
和田 敦 神戸大学, 医学部附属病院, 薬剤師 (10610347)
松井 礼子 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 薬剤師 (90728768)
鈴木 賢一 公益財団法人がん研究会, 有明病院 薬剤部, 副部長 (40775508)
種村 菜奈枝 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 助教 (50790630)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ウェアラブルデバイス / 疼痛管理 / 活動量 / がん / 医療用麻薬 / モバイルヘルス / QOL / 緩和医療 / 電子デバイス・機器 / 医療技術評価 / Quaility of Life / 薬学 / Quality of Life |
研究成果の概要 |
本研究では、常時装着型ウェアラブルデバイスにより、医療用麻薬の効果が客観的指標で測定できるかどうかを検討しました。疼痛コントロールを行っているがん患者さんで、活動量の変化により、麻薬導入あるいは増量による生活の質及び日常生活動作の改善が示すことができるかを検証します。 本研究は、2018年から2019年に渡り実施され、16人の患者さんで測定が行われました。ウェアラブルデバイスで測定された活動量の連続的な評価を行う際に適切な指標を選択するための検討を行い、次の研究で用いる指標についての有用な示唆が得られました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緩和ケアを導入する外来がん患者において生体情報常時モニタリングデバイス(ウェアラブルデバイス)を用いて活動量を経時的に測定し、医療用麻薬導入前後で測定された活動量の連続的時系列データから、患者にとって意義のある変化をどのように客観的にとらえるかを検討した。急速に進化しつつある各種小型センサー技術を医療応用する際に、患者視点での治療の最適化を目的としたアウトカム目標の設定はさらに重要になる。本研究の成果は、このような患者視点でのアウトカムの測定を負担の少ない常時装着型小型デバイスにより達成することを目指したものであり、今後の治療の最適化に資すると考えられる。
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